アメリカで1967年に社会生理学者Holmes(ホームズ)と内科医Rahe
(レイ)は、 社会再適応評価尺度(social readjustment rating score:SRRS)を作成しました。
これは「このような経験をしたのち、元気を取り戻して再び社会に溶け込む(再適応)には、どのくらいの時間とエネルギーがかかるのか?」という問いに対し、その回答を100点満点で構成したものです。
☆300点以上の人は要注意です。
過去一年間に自分に起きた出来事を振り返って、
その点数の合計得点が、300点以上ならば約80%の確率で
なんらかの病気になったそうです。
☆200~300点の人も、積極的にストレスケアをしましょう。
200~299点で50%の確率でやはり健康上の問題が起きたとの
結果が出ています。
社会的再適応評価尺度、ぜひ一度、ご自身で何点か
チェックしてみてください。
社会再適応評価尺度表 | ||
順位 | できごと | 生活変化単位値 |
1 | 夫・妻の死 | 100 |
2 | 離婚 | 73 |
3 | 夫婦の別居 | 65 |
4 | 留置所などへの拘留 |
63 |
5 | 家族の死 | 63 |
6 | ケガや病気 | 53 |
7 | 結婚 | 50 |
8 | 解雇 | 47 |
9 | 夫婦の和解 | 45 |
10 | 退職 | 45 |
11 | 家族の病気 | 44 |
12 | 妊娠 | 40 |
13 | 性の悩み | 39 |
14 | 新しい家族が増える | 39 |
15 | 仕事の変化 | 39 |
16 | 経済状態の変化 | 38 |
17 | 親友の死 | 37 |
18 | 転職 | 36 |
19 | 夫婦げんかの回数の変化 | 35 |
20 | 100万円以上の借金 | 31 |
21 | 担保、貸し付け金の損失 | 30 |
22 | 仕事上の責任の変化 | 29 |
23 | 子どもの自立による孤独 | 29 |
24 | 家族や親戚の人とのトラブル | 29 |
25 | 輝かしい成功を収める | 28 |
26 | 妻の転職や離職 | 26 |
27 | 就学、卒業、退学 | 26 |
28 | 生活環境の変化 | 25 |
29 | 嗜癖・習慣の変化(酒・タバコをやめるなど) | 24 |
30 | 上司とのトラブル | 23 |
31 | 勤務時間・条件の変化 |
20 |
32 | 転居 | 20 |
33 | 転校 | 20 |
34 | 趣味やレジャーの変化 | 19 |
35 | 宗教活動の変化 | 19 |
36 | 社会活動の変化 | 18 |
37 | 100万円未満の借金 | 17 |
38 | 睡眠パターンの変化 | 16 |
39 | 家族団らんの頻度の変化 | 15 |
40 | 食習慣の変化 | 15 |
41 | 長期休暇 | 13 |
42 | クリスマスや正月などのイベント | 12 |
43 | ちょっとした法律違反 | 11 |