うつ・自律神経失調症

 

頭痛、首こり、背中の痛み、手足の冷え、胃腸障害、めまい、耳鳴り、動悸、パニックなどの自律神経失調症状でお悩みの方が多いです。睡眠が足りていなかったり、緊張状態が長く続いていたり、生活のリズム、バランスが崩れているようです。ご存知でしょうか? なんかおかしい身体の不調(自律神経失調症)がうつ病に繋がる可能性があることを。
 
 
自律神経失調症 ⇨ うつ症状 ⇨ 鬱病 ⇨ 重度の鬱病
 
 
 
厚生労働省が3年ごとに全国の医療施設に対して行っている「患者調査」によると、平成8年には43.3万人だったうつ病等の気分障害の総患者数は、平成20年には104.1万人と9年間で2.4倍に増加しました。「患者調査」は、医療機関にかかっている患者数の統計データですが、うつ病患者の医療機関への受診率は低いことがわかっており、実際にはこれより多くの患者がいることが推測されます。
 

 厚生労働省HPより抜粋
 
 

なぜここまでうつ病が増えてしまったのでしょうか?それは21世紀に入って別次元のレベルに深化したのではないかと推測されたストレス社会です。
 
原因はストレス。
 
近年、整形外科でも原因のわからない腰痛もストレスと言われるようになりました。腰痛の治療に認知行動療法という心理系のアプローチを行い効果を上げています。ストレスをうまく対処出来ればうつ病や自律神経失調症は回復していきます。ストレス対応を行い、身体を整え、休めることでめまいや耳鳴り、食欲不振、不整脈、のどの違和感などの自律神経症状も取れていきます。
 
では、どうすればストレスから逃れられるのでしょう?
 
 
様々な症状を引き起こすストレスですが、
実は4種類あるということをご存知でしょうか・・・?
 
 
 
1.精神的ストレス
 
人間関係・仕事・育児など、精神的に苦痛と思うストレスの全て。
うつ病や自律神経失調症の症状に対しての不安感・恐怖感・絶望感なども精神的ストレスに入ります。
 
 
2.構造的ストレス
 
骨盤のゆがみ、背骨のゆがみ、姿勢のゆがみ、内臓の機能低下、ホルモンの分泌低下によるストレス。
肩コリや腰痛は分かりやすい症状ですが、そのままにしておくと、肩こりや腰痛でイライラするようになり、それが精神的ストレスにもなります。
 
 
3.化学的ストレス
 
栄養の過不足、化学物質、添加物、たばこ、アルコール、紫外線、排気ガス、シンナー、など体内で化学変化を起こすストレスのこと。
 
 
4.温度・湿度のストレス
 
見逃しやすいですが、寒さや暑さ、また湿度の高すぎること、低すぎることのストレス
 
 
 
 
うつ病や自律神経失調症を治していくには、このストレスの分類が不可欠となります。
何故なら、うつ病や自律神経失調症の原因であるストレスを確実に減らしていくには、どんなストレスが、どれくらいあるのかを把握しなければならないのです。
 
あなたも自律神経失調症やうつ病は、ストレスが原因だということを知っていたと思います。
しかしあなたは「ストレス=精神的ストレス」と勘違いしていませんでしたか?
これだけではあなた自身が行うストレス対策に、限りが出来てしまうのです。
 
例えば、精神的ストレスが少なく、構造的ストレスや化学的ストレスが多くて自律神経失調症やうつ病になっている場合に、一生懸命に精神的ストレスをなくそうとして、セラピーを受けて生き方を変えようとしても、それは全く無駄になってしまうのです。
 
この場合、原因の多くは精神的ストレスではなく、構造的ストレスや化学的ストレスなのですから、うつ病や自律神経失調症を治すには、構造的ストレスや化学的ストレスのを減らさなくてはいけないのですね。
 
 
ストレスの撃退にはすべてのストレスが絡んでいることを知り、優先順位を見極めることが重要です。